KUWATA CUP

KUWATA CUP：ボウリング界を席巻する一大イベント

2019年より、国民的アーティスト桑田佳祐氏を旗振り役として開催されている『KUWATA CUP』は、日本全国規模のボウリング大会です。プロボウラー部門は日本プロボウリング協会公認、年間シーズンの開幕戦という位置付けで、アマチュア部門では小学生からシニア層まで、年齢を問わず参加可能です。さらに、ダブルス部門も設けられ、多様な参加者のニーズに応える大会となっています。

大会概要と理念

『KUWATA CUP』の理念は、「生涯スポーツ」「世代を超えたコミュニケーション」「地方創生」「日本中どこでもだれでもが参加できる、みんなのボウリング大会」です。この理念に基づき、大会はプロ・アマチュア部門に加え、シニア部門（60歳以上）、2人1組のダブルス部門など、多様な参加形態を用意しています。

桑田佳祐氏は学生時代からボウリングに親しみ、パーフェクトゲームを3回も達成したほどの熱心なボウラーです。自ら大会のテーマソングも制作・歌唱するなど、大会への強い想いを示しています。大会発足のきっかけは、2016年に友人から贈られたマイボールがきっかけでボウリング熱が再燃し、その様子を見たスタッフが現在の大会を企画したことにあります。

桑田氏は、この大会を通じてボウリングの更なる普及、若手選手の育成、そしてボウリング界全体の活性化に貢献したいと考えています。その影響力は大きく、2019年大会の参加者は3万人を超え、国内最大規模のボウリング大会として知られています。

大会の中止とオンライン開催

2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、本大会、準決勝、決勝大会が中止となりました。感染リスクを考慮し、安全を最優先とした苦渋の決断でした。

2021年は、感染拡大防止の観点から、全国各地のボウリング場で個別にスコアを競うオンラインマッチ方式を採用しました。参加者は、期間中に各ボウリング場で3ゲームを投球し、そのハイスコアを競いました。この試みは、大会の継続と参加者の安全性の両立を図る工夫でした。

2022年には、『KUWATA CUP 2022→2023』を開催し、4年ぶりに決勝大会が東京体育館で開催されました。観客動員数は約7000人と盛況で、プロボウラー部門の決勝戦や、桑田佳祐氏を含む豪華メンバーによるエキシビションマッチなどが行われました。

大会構成と特徴

大会は予選、準決勝、決勝大会の3段階で構成されます。予選は全国各地のボウリング場で行われ、上位者が準決勝、決勝に進みます。

準決勝・決勝は、これまで東京近郊のボウリング場で行われていましたが、2022→2023大会では東京体育館で開催され、大規模な観客動員を実現しました。決勝大会では、プロ・アマチュア部門の表彰式や、桑田佳祐氏を交えたエキシビジョンマッチ、観客参加型のイベントなどが行われ、盛り上がりを見せます。

大会のマスコットキャラクター「ピンすけ♪」は、桑田氏とボウリングのピンをモチーフとした愛らしいキャラクターで、日本ボウリング機構から公式キャラクターにも認定されています。グッズ販売やSNSでの情報発信など、大会を様々な面から盛り上げています。

桑田佳祐氏とボウリング

桑田佳祐氏のボウリング愛は深く、大会の成功には彼の熱意と影響力が大きく寄与しています。彼が制作したテーマソングも大会を象徴する存在となっています。

KUWATA CUPの未来

『KUWATA CUP』は、ボウリングの普及と発展に大きく貢献する一大イベントとして、今後も継続的に開催されることが期待されています。ボウリング人口の拡大、新たなスター選手の誕生、そしてボウリング界全体の活性化に、更なる貢献が期待されています。今後の展開にも注目です。

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